週末雑感
GWの喧噪から始まった5月もあと3日で終わる。風薫る6月以降は新型コロナのオミクロン株種の勢いが衰えようとしている中、日本もこれまでの行動抑制から舵を切り条件付きだがマスク非着用への試み、インバウンド(外国人観光客)に対する水際対策の緩和など、完全復活まで至らずも災禍前に戻ろうとしているのに、稚内はといえば五里霧中にかこつけて未だ祭り事を早々と中止にするなど、守旧派が大勢を占めている感がする。
確かにこの3週間ほどクラスターがあり稚内の感染者は著増したが、重症者はおらず入院患者は無く市民全体に安堵感が広がりつつあるのに、イベントの主催団体(町内会含め)の役員に慎重派が多くいるようで富岡町内会は2カ月も先の誕生祭の中止を決めてしまった。
町内会の役員によると「誕生祭は結構大掛かりに行うため準備期間を要する」とし、刻限に責付かれ決定を急いだような事を言っていたが、大掛かりなイベントゆえに準備が掛かるなら小さくし準備期間を短くすれば開催できるのでないのか。再考を求めたい。
老若男女問わず地域の人達にとって誕生祭は、ちとばかり大袈裟な表現をすれば人生の一こまであろう。だからこそ拙速な決定は慎まねばならないのではあるまいか。
戸外での催しなので必要以上に接近し喋ったり大声を上げるなどしなければ秩序が保たれ安全開催が可能だと思われるが。
余りに楽観過ぎるのも困りものだが、余りにも慎重なのも短慮な気はする。臨機応変な対処を求める。