高井さん剣道6段合格 6度目の挑戦で悲願達成

 稚内剣道連盟所属の高井英徳さん(48)が15日に愛知で開かれた全日本剣道連盟の審査会で6段に合格した。
 高井さんは従兄弟がやっていた剣道に興味を持ち、幼稚園の頃から剣道を始め鈴蘭道場に所属。小学校高学年では全国大会に出場するなど活躍し、現在は市役所に勤務しながら稽古に励むと共に白樺剣道スポーツ少年団の指導も担っている。
 社会人になった一時期、剣道から離れていたものの、幼い頃から支えてくれた先輩や後輩の熱心な誘いもあり復帰したあとは稽古に励み、5年前から6段昇段に挑み続け6度目の審査会で合格した。
 審査会には全国から738人の剣士が挑み、合格者は224人(30・4%)だった。
 高井さんは「こんなに苦労したことはなく本当に嬉しかった。ずっと稽古に付き合ってくれた先輩、協力してくれた家族に感謝しています」と喜びを語った。
 今後は6年後に受験できる7段昇段に意欲を燃やす一方、指導者として「ここまで支えてくれた人の縁の大切さをしみじみ感じています。子供たちにも技術はもとより、縁の大切さも伝えていきたい」と話していた。

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