絶滅危惧種のザリガニ 稚内市内の小川に生息
市内のとある小川に絶滅危惧種に指定されているニホンザリガニが生息している。
日本の固有種で北海道と東北だけに生息しているニホンザリガニは、自然環境などの変化で数が減少しており今では希少生物の一つとされている。
この小川は2年前の夏、記録的な大雨で川が土砂で埋まり、その後、復旧工事で土砂が取り除かれたが、ザリガニの姿も無くなってしまった。近くに住む男性が先週末に山菜採りで山に入ったところ、川底にあった落ち葉の上にいたザリガニを発見した。
子どもの頃にザリガニ採りに夢中だったという男性は「昔は稚内の川にもザリガニがいっぱいだった。川遊びは楽しく、今では子ども達の遊ぶ姿が見られなくなり寂しいですね」と話していた。