時の話題 「開催、前向きに」

 余り前のめりになるのも困ったものだが、余りに慎重なのも閉口してしまう。何の事かといえば白夜祭の中止と富岡町内会の神社例大祭の子供御輿中止と富岡誕生祭の早々の中止のことである。
 日本で一番、昼が長い稚内での白夜祭は30数年前に最初催され数年前に復活し開かれるようになりコロナ禍中の昨年と一昨年は中止された。今年こそはと市民の要望が強かった白夜祭はキタカラ前などで開かれる飲食コーナーはじめイベントとしては中止されるものの、キタカラ2階のT・ジョイ稚内での映画祭は開催されることになった。
 飲み食い混み合うことが予想されるイベントの中止は致し方ない面あるが、映画祭開催の英断には個人的に喝采を贈りたい。
 何故、室内で催す映画祭の開催が可能になったのかと言えば、この映画館は当時流行した新型インフルエンザ対策を万全にしオープンしているのでウイルスへの備えが出来ているということもあろうが、映画祭実行委員会(横田耕一委員長)メンバーの「是が非でも」という気概がもたらしたものと評価する。
 一方、富岡町内会の尻込みと言っても差し支えない対処には賛成しかねる。子供御輿はマスク着用し私語を慎み散会する時にお土産を持たせれば子ども達は若干でも祭り気分を味わえよう。
 それと7月最終土曜日(今年は30日)に開催する富岡誕生祭とて準備に日数を要しギリギリの決定だったろうが、小規模に行い感染対策を施せば開催可能だった筈で、余りの慎重さに当方がっかりしている。

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