稚内公園で3年ぶり市民植樹祭 稚内空港前では花植え活動

ミズナラなどを植える参加者

空港前の花壇に花を植える参加者

 稚内市主催の第49回市民植樹祭が22日、稚内公園の旧スキー場跡地で行われ、参加した市民はミズナラなどの苗木182本を植栽した。
 コロナの影響で一昨年と昨年は中止され、3年ぶりに開催した植樹祭に参加した稚内ロータリークラブなど14団体と個人合わせて54人を前に、川野副市長が「環境都市宣言をしている稚内市にとって植樹は非常に大事な取り組み。二酸化炭素の吸収以外にも大雨などでの防災にも役立ち、これからも続けていきたい」と挨拶した。
 午前中の稚内の気温は今季初めて20度を超える21・5度まで上がった中、参加者はスコップを使って約200平方㍍の敷地に、ミズナラ68本、マメ科の落葉樹イヌエンジュ52本、二酸化炭素の吸収が高いとされるマツ科の落葉針葉樹クリーンラーチ62本を植えた。
 23日には山本建設、大信建設など10事業所で構成の稚内空港利用者利便向上協議会の会員が稚内空港ターミナルビル前の花壇に季節の花を植え華やかに彩った。
 6月1日から東京直行便が2便運航になることに加え、3日からフジドリームエアラインズ(FDA)による稚内チャーター便の運航が始まるなど観光シーズン本番に備えてのおもてなし活動として山本建設など空港関係者ら40人余りが参加し、4つある花壇にマリーゴールドやベコニアなど580株を植えた。
 作業を終え宮田徹稚内空港長は「来月から東京便が2往復、FDAのチャーター便が飛ぶことで稚内空港に活気が戻ってくると思います。心を込めて花を植えさせて頂きました」と話していた。

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