雪下ろしで2件 稚内労基署管内2月 製造業、漁業など15件発生
稚内労基署は同署管内(天塩、遠別も)2月の労働災害(休業4日以上)発生数をまとめた。製造業、漁業各3件、建設業、畜産業各2件ほか道路貨物運送業、運輸交通業、商業、警備業、社会福祉施設で1件ずつ、全部で15件発生した。
休業見込み1カ月以上の事故は▽一般住宅の雪下ろし後、二連はしごで地上に下りようと足をかけたところ、はしごの留め金が外れており地上4・5㍍から落下し、鎖骨、肋骨など骨折(建設業50代男性)▽車庫の雪下ろし中、高さ1㍍から氷ごと転落し、後から落ちてきた氷が背部に当たり骨盤を骨折(建設業50代男性)▽雪捨て場で運転席ドアを開けながら後退中、強風に煽られ掴んでいたドアが勢いよく解放され2㍍下の地面に落下し鎖骨を骨折(道路貨物運送業70代男性)▽ドラム缶のガスでガス切断する作業中、ドラム缶のガス抜きをしていなかったため内部で爆発が起き吹き飛んだ缶がアゴに当たり顔面の複数カ所が骨折、点灯した際には左ひじも骨折(商業40代男性)▽乾燥室で脚立に乗り洗濯物を干している時、物干し竿が落下し、よけようとした際バランスを崩し脚立から落下し右ひざを床にぶつけ骨折(社会福祉施設50代女性)。
2月末の労災数は17件(昨年同期9)。
業種別で次の通り。
▽製造業 4件(同1)▽建設業 4件(同1)▽道路貨物運送2件(同1)▽その他の運輸 1件(同2)▽商業 2件(同2)▽その他の事業 4件(同1)。