天北堆

 商売の鉄則はと問われれば即座に人の縁だろうと答える。稚内で100年以上も暖簾を守り抜いてきた相沢食料品店は誠吾社長ら一丸となり市民の台所としての役割を担っている◆偶に昼食用の弁当を買いに行くと目につくのは社長、長女夫妻、そして従業員の一途な働きぶりである◆何処の町もスーパーなど進出し地場店は苦境に立たされているが、相沢さんの縁を大事にする商売は市民の共感を呼び、あのカー娘まで◆〝さん〟付けされる会社や店になるのは伊達や酔狂でなれるものでなく見習いたいものだ。

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