幹事会で対策を説明 利尻島で確認された鳥インフルで
利尻富士町で15日に回収されたハシブトガラスから高病原性鳥インフルエンザが確認されたことを受け、宗谷総合振興局は22日、海外悪性伝染病警戒本部幹事会を開き、今後の対策などについて説明した。
参会した振興局、オンライン参加した宗谷農業改良普及センターの職員ら16人を前に、岩田副局長は「一度、伝染病が発生すると周辺地域に影響が出る。家畜衛生の安全・安心のため予防に協力していただきたい」と挨拶した。
このあと、瀧澤環境生活課長から、北大で回収したカラス5羽から高病原性インフルエンザが確認され、22~24日にかけカラス回収地点から半径10㌔圏内を調査するとともに、その後も週一回、区域内での監視を行うとした。
高谷農務課長は、死骸があった場所から半径3㌔以内に農場はなく、これまでに管内を含め道内で異常家きんが出ていないことが報告され、家きん飼養農家に対して渡り鳥が北上を終える5月まで衛生管理の徹底を指導するなど今後の対策について説明した。