時の話題 「新庄ハムへの期待」
プロ野球の各球団がキャンプインし半月が過ぎ、北海道日本ハムファイターズのBIGBOSSこと新庄監督の動向に注目が集まっている。
型破りだった現役時代を髣髴させる練習法と選手掌握術はキャンプ中の話題をさらい、一見、今までと違った様子に目を奪われがちだが、したたかな計算があるよう。3年連続Bクラスという負け犬体質を変えなければならない。
中田、西川、大田ら今までの主力を放出した日ハムにとって近藤ら残った主力組がチームを支えるのは勿論、若手の台頭なくして上位は望めない。
先ずは選手の意識変革から監督業を始めたというところか。
10年間に及んだ栗山体制に欠けたのは、栗山さん自身が長くプロ野球選手を続けた訳でなくスポーツキャスターとしての客観性だけであった。何を言いたいのかと言えば現役時代に天を仰ぐほど悩んだ訳でなく監督の経験無く日ハムの監督に就いたというプロ野球選手としての葛藤が希薄だった栗山さんに多くを望むのは無理があったということである。
だから戦術がつまらない。バントを多用するなど、これといった戦術無く戦った。たまに▽守備位置を変える▽ショート先発(オープナー)など試みるも付け焼き刃の弥縫策でありチーム力向上に至らなかったというのが実態でなかったか。大谷翔平によって株は上がったものの、所詮、一過性のものでありチーム力の底上げには至っていない。
プロは結果が全てで新庄監督には勝利への執念の土台をつくってほしい。