未だ家庭内感染多く 稚内市は先週から半減

 稚内保健所は15日、管内の感染状況や今後の留意点などについて発表した。原田保健所長は「感染者は減少傾向にあるものの、下げ止まりが懸念される。未だ家族内感染が多く、ウイルスを持ち込まないよう対策してほしい」と呼び掛けた。
 8~14日の一週間の新規感染者数は108人で、10万人当たりの感染者数は169・2人と、ピークだった1月27日~2月2日より減少しているとした。
 14日現在、管内では15人が入院しており、病床使用率は28%。自宅療養者は108人いる。
 稚内の6~12日までの新規感染者数は79人(前週156)で、10万人当たりの感染者は239・2人(同472・3)と半減しているとした。
 8~14日までの感染者108人のうち、18・5%の20人の感染経路が不明で、残りは家庭内感染やクラスターによるものだった。
 原田保健所長は「感染すると重症化する可能性が高い60代以上の感染が目立ってきている。全体としての感染者は減っているものの、今後も対策を継続して頂きたい」と話していた。

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