時の話題 「施設のクラスター」

 北京五輪での日本人選手のメダルラッシュを外に新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。
 猛威を振るうオミクロン株は一時、一日の全国感染者が10万人を超えるも、14日午前0時時点では7万7450人(うち道内2692人)と減少傾向にあるものの、死者は137人増え累計2万374人に。
 軽症者が多く重篤症例の感染者はアルファやデルタ株に比べ極端に少ないという初期症例が65歳以上の高齢者への感染が拡大するにつれ増え、それに比例し死者も増えているというのが現在の状況であろう。
 が、感染はピークアウトした感があり全国・全道でもピーク時より2割方減っている。ワクチンのブースター(3回目)接種進捗と共に漸減傾向に向かうのかなとは思料しているものの、宗谷管内は稚内市内の障がい者施設でクラスター(感染者集団)が発生してしまい、累計で全入所者の半数に当たる23人、職員も11人感染してしまったので濃厚接触者のPCR検査、その後の自宅待機などあり、人の遣り繰りは大変なことと思われる。
 自宅療養が解けた職員から順次、業務に復帰しているのだろうがマンパワーの足りなさは当然あり危機的状況にあるだろう。理事の一人は「一生懸命やって行くしかない」と筆者の電話に答えていたが、どうか無理せず対策を講じて行ってもらえばと願っている。
 このクラスターには一部の市民も過敏になっているが、施設は感染症予防対策を日常から実施しているので心配する事はなく今後収束に向かうであろう。

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