週末雑感
昨4日、「立春」を証明するかのような陽光に誘われ、今年初めて短靴で街に出た。去る1月12日の暴風雪の後始末と見られる重機除雪が各所で行われており機械で引っ掻いたあとの雪面はよく滑るので慎重に歩き、信金、郵便局、商工会議所へ足を伸ばした。
達専務と四方山話をする中、互いに意思疎通をみたのはオミクロン株の猛威があと1、2週間で収束に向かって欲しいという事で、ワクチン接種が進み経口薬も開発されているのに何時まで災禍が続くのかと訝しむ中、そう遠くない日に収まるだろうとの、ある意味楽観的な見通しでは双方一致した。
人生を生きる上で楽観的に物事を見ることも大切で、あれこれ悩んでも解決にはならない。楽観的でなければ筆者の人生は途絶えていただろうし、その対極に居ると見ていた達さんが同じ楽観論者である事は我が意を得たりの心境にはなった。でもコロナ禍に対する考え方としては慎重というのか悲観的な方がベターではとの思いもある。
楽観的であろうが悲観的だろうが、一日の国内新規感染者が10万人に届こうかという中、感染しないための行動は欠かせず、「あと2週間は頑張ろう」との意識付けも大切なことは言うまでもない。
出口の見えないコロナ禍にはあるが、立春を境に冬から春に季節は移ろい、日に日に眩しくなる陽光により雪融けが進み、来月5日の「立夏」にはさすがの朔北の地にも春が訪れる。
雪融けばかりかコロナ菌を駆逐するような暖かい日差しを願う週末の一日だった。