時の話題 「北京五輪開幕」

 昨年の夏季東京五輪に続き冬季五輪もコロナ禍中、4日の開会式をもって開催される。女子アイスホッケーなど一部種目で競技が始まっているが、東京同様、日本人選手の活躍が期待される。
 2月20日までの間、冬季五輪史上最多の109種目行われる北京五輪は「ゼロコロナ」を宣言した中国の威信を賭けた大会となるが各国の代表選手にコロナ感染者が出ており円滑な運営に影を落としているものの、開催前に議論が及んだ東京大会同様、日程が消化されるにつれ各国国民が快哉を叫び存分に選手ともども楽しみ、スポーツの持つ普遍性を実感し人間が持つ能力の限界を競う大会に喝采を送ることになろうと信じている。
 フィギュアの羽生結弦、宇野昌磨、スピードスケートの高木美帆、小平奈緒、ジャンプの小林陵有、高梨沙羅ら有望選手も多く、個人的には女子カーリングのロコ・ソラーレの活躍を期待している。
 スポーツは勝つのがいいのは勿論だが、敗れても感動を与える。その頂点にあるのが4年に1回の五輪でありこれまでも色々なドラマを生んでいる。
 冬季に限れば札幌での笠谷ら日の丸飛行隊(ジャンプ)、長野での船木らの活躍。そして前回ピョンチャンの羽生、小平らの金メダルはじめ日本選手の活躍に血湧き肉躍らせたものだった。
 北京五輪はどんなドラマを生むのか。オミクロン株が猛威を振るう状況下、一時でも苦難を忘れさせてくれる瞬間の数々があるものと信じたい。悪いことだけがのさばるのでは生きる意義を見出せず味気ないではないか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です