ガリンコ号が回航 2月1日から稚内港湾施設乾ドックで修理
紋別沖で流氷ツアーに利用されている砕氷観光船「ガリンコ号ⅢIMERU」(366㌧)が、修理のため稚内に回航してきた。
紋別市の第3セクター「オホーツク・ガリンコタワー社」が所有するガリンコ号Ⅲは今冬の運航を前に、流氷を砕きながら進むドリルの軸部分に不具合が生じ、軸を回転すると機器室に僅かだが水漏れが見付かった。海水が侵入する経路を特定するには軸部品の分解が必要で、部品などを交換するため稚内港湾施設で修理することになった。
修理のため紋別港を28日朝に出港したガリンコ号は、オホーツク海を北上し12時間ほどかけて午後7時過ぎ、北洋埠頭南岸壁に着岸した。
ガリンコ号は2月1日から乾ドックに入渠し20日まで修理・点検作業などが行われる。年代取締役工務部長は「紋別沖での流氷観光は3月末まであり、納期までしっかり修理を終わらせたい」と話していた。