事故・死者とも大幅増 稚内労基署昨年労災 123件発生し死亡4件

 稚内労基署は、昨1年間の同署管内(天塩遠別も)の労働災害発生発生状況を公表した。
 12月も13件(商業7件、漁業3件、建設業2件など)発生。1年間で死亡4件、労災(休業4日以上)119件の123件を数え、前年の90件(うち死亡1件)を36・7%の33件も上回ってしまった。
 同署(安全衛生係)によると、死亡事故は平成30年に4件、同24年に9件あり特別突出しているものではないものの、建設業が4件中3件を占めているので「重機事故予防には会社として作業計画書を提出するなど取り組みが事故を予防する基本です」とし、件数的には平成19年の130件から減少傾向が続いている。
 ただ全国・全道的に昨年の労災は増えた。
 全労災の29・3%38件で60歳以上の高年齢が被災している。
 産業別労災数。
 ▽製造業 13件(前年22)▽土砂採取業 2件=うち死亡1(同0)▽建設業 24件=うち死亡3(同8)▽道路貨物運送 5件(同7)▽その他の運輸2件(同1)▽林業 4件(同3)▽漁業 24件(同14)▽商業 19件(同11)▽清掃業4件(同4=うち死亡1)▽その他の事業26件(同19)。

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