時の話題 「コロナ断末魔か」
新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大は全国で一日に2000人ずつ増えているのだが、第5波までの危機感はない。
コロナ慣れもあろうが、専門家の説明だと日本国内で2月には一日感染者2万人ほどまで増えるも、ピークに達した時から坂から転げ落ちるかのように著減するであろうとの予想と、重症化せず死者が極端に少ない、ワクチンの3回目接種が始まり経口薬処方も進んでいるとの状況が我々の社会に安心感をもたらしているようだ。
コロナ禍前のインフルエンザでの死者は3575人(2019年)。米国では1万人強の死亡者が報告されている。それに比べるとコロナの死者数は1万8396人(11日現在)と圧倒的に多いが、昨年11月以降は著減し一桁もしくはゼロの日も相当数あり、9月10日前後の新規死者80人前後と比べると落ち着きを見せており、専門家の講釈も的を得ぬ絵空事とは言えまい。
道内もこのところ感染者が三桁の100人以上にまで増えているものの、5波までのような危機感は希薄で、現に稚内はじめ他の市町村でも成人式を開催している。
オミ株はコロナウイルスに断末魔、すなわち最後の足掻きのような気がしてならない。何の識見もない筆者が語るのだから眉唾ものと思っても構わない。しかし諸事情を勘案するとオミ株恐るるに足らずというのが現実的な見方として否定できないのであるまいか。
一昨年2月から2年間にも及ぶコロナ禍に終止符が打たれる日が近いのではと浅慮しているが、それって甘過ぎるのかね。