時の話題 「じじと呼ばれて」

 御用始めの6日、市役所で会った同級生の市議に「年寄りくさい事を書いて」と言われた。未だ60代なのだからと相手は思っているのだろうが、筆者はそう思わない。その証拠に年金を支給される歳にもなっており「あと3年したら70歳だ。年寄りだろう」と別れ際に話した。
 歳に関しては夫々考え方が違うようで、50代から老ける人(容姿と共に気持ちも)がいる他方、80代、90代になっても元気な人はいる。中学時代の恩師から来た年賀状には「未だ老けこむ年でなく、私は90過ぎても元気です」などとの内容が認めてあった。
 確かに年齢的には同級生の市議、恩師が言うよう老け込む歳ではないのだろうが、定年退職し年金をもらうようになる年なのでまかり間違っても年寄りでないとは言えず、個人的に妥当だろうとは思っている。
 更には孫から「じじ」と呼ばれる生活を送っているのだから至って当り前の事ともいえ、精神的に老け込むだけでなく白髪が大方となりシワも増え容姿も若い頃と比べると別人になりつつある。
 でも突然、青春時代に流行った歌など聴くと「ぎゃー」と叫びたくなる時がある。還ることのない昔を楽曲と共に想い起こし、感情が爆発するためなのであろうか。
 人は誰でも年を取りいずれ旅立つ。大昔、奏の始皇帝が不老不死の薬の開発に躍起になったと言われるが、絶対的権力者でも叶わぬ夢だった訳だ。
 突然死などの話を聞くにつけ旨い酒を飲み美味いものを食べ年相応な生き方をしていければと願っている。

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