時の話題 「恭賀新年」

 正月休みを終えきょう4日が新年第1号。何を書こうかと思い煩っても所詮大していい頭でもない筆者の書き屋としての限界もあり先ずは身近な事から今年第1稿を書き出しますかな。
 いやそれにしてもよく降ったものだ。旧年中から徴候あったが、大晦日が近づくにつれ冬将軍様は何が気にいらないのか、お冠で「これでもか」と大雪を降らせ下々の苦役の様子を楽しんでいるかのようだ。
 何遍も書いているが南米チリ沖の東太平洋の海水温が低く日本列島の冬は大雪が降り厳寒の日々が続くものとの御託宣はあるものの、度が過ぎると厄介ものでしかない。
 しかし雪はまさに自然の恵みであり、冬から春へと季節が移り変わる時の雪融け水は大地を潤し列島各所を豊潤な土地にする。その肥沃な土地によって作物は育ち牛など家畜も栄養価の高い大地の恵みを食べ肥えていき、人間にも影響は及ぶ。
 このように自然は循環し我々人類に大いなる恵みを与えてくれるのだが、現代は違うようだ。工業化によりオゾン層は破壊され温暖化が進み日本はじめ各国がカーボンニュートラル(脱炭素)を説えているものの、この破壊速度は異常に速く手が付けられない状況に陥っているのではとさえ思っている。
 直下型地震の恐れが高まっているのに東京一極集中化に変化なく地方がないがしろにされる日本。その片隅にある稚内の将来に思いを馳せる時、市民個々の価値観を変える頃合に来ているのでは―と当てずっぽうに思う。
 今年の愛読と読者方々の多幸お祈りする。

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