時の話題 「コロナ終焉証しか」

 日めくりも残すところ3枚になった。光陰矢の如し、今さら時の過ぎる速さを殊更書くつもりはないが、それにしても速い。妻と話すのはその日が過ぎる速さで「何もしなかったのにね」と尾ひれがつく。
 9月いっぱいで緊急事態宣言が解除され一安心しているのも束の間、南アフリカで最初の感染者が出た新型コロナウイルス新種のオミクロン株はこの1カ月半で世界各国に燎原の火の如く広がり、日本でも大阪、京都、東京などで散発するようになった。
 第5波を引き起こしたデルタ株に比べると感染力は強いらしいが死に至るような重篤化する感染者はここまでは少なく「コロナ蔓延終焉のシグナルか」という専門家筋の考察ある事も書き添えよう。
 100年前に世界的猛威を振るったスペイン風邪(インフルエンザ)が終息するまでに5年以上かかったのと同様、新型コロナはオミ株に対する朗報あってもあと2、3年はダラダラ続く可能性があると見ていた方がいいようだ。
 オミ株の封じ込めを徹底している日本にあっては冬は兎も角、春以降は社会経済活動が本格的に再開しなければならず、借金漬けとはいえ政府も新年度は当初に加え2次、3次の補正予算を投じて行かなければならない。
 ここに来て燃油はじめ食料品、資機材の値上げは気になるところだが、天下の日銀総裁が未だに年間の物価上昇率3%に固執している中での物価上昇を踏まえた上での公定歩合引き上げなど策を講じてくるだろうから国民は安心していればいい訳だ。本当かな?

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