児童生徒5800人に乳製品寄贈 管内組合長会など2団体 消費拡大向け酪農家支援

 宗谷地区農協組合長会(会長・向井地信之宗谷南農協組長)と、宗谷地区農協酪農対策推進協議会(会長・佐藤裕司東宗谷農協組合長)は、コロナ禍で需要が落ち込む牛乳など消費拡大のため、今年8月~12月にかけ管内の児童生徒の給食用にバターなど提供した。
 コロナ禍で消費が落ち込み行き場を失った生乳は、長期保存ができるバター、脱脂粉乳などに加工されているものの、在庫過多の状況にある。
 これを受け少しでも消費を拡大し、管内の子供たちの健やかな成長の支援や酪農家の応援に繋げようと、2団体がタッグを組み児童生徒1人当たりバター1回分、ヨーグルト1カップ、チーズ1個の合計5800人分を寄贈した。
 稚内では9月中に、児童生徒3694人分の乳製品が給食センターに届けられている。
 年末年始には1年間で最も生乳の需要が減り、5000㌧もの大量廃棄が懸念されていることから、2団体では、牛乳や乳製品を少しでも消費してもらうよう呼びかけている。

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