時の話題 「雪雲どっさり」
道新の1年回顧ではないが、異常に暑い夏だったので反動が恐いところだ。12月も中旬まで冬としては暖かく雪少なくいい塩梅だと思っていたのも束の間先週頭から結構な量が降るようになり、昨日朝は吹雪き模様のため会社の駐車場に停める際、電柱にごっつんこし、商工会議所まで道すがら歩道は除雪されておらず難儀した。
車優先の社会が当たり前になり歩行者の事など役所は一顧だにしないようだ。車でパトロールするだけでなく職員自らが歩いてみると分かる事なのだが。
話を冒頭に戻し今夏の異常な暑さで気になるのは今冬の雪が多くなるのでは―ということで妻ともども変に理解の一致をみた。南米チリ沖の東太平洋の海水温低く遥かかなたの日本でも影響を受け大雪になる可能性が高いとの御託宣なので心配なことではある。
今月は外回りする機会が増え夫々経営者に訊くと、漁業関係者は矢っ張り生産・売上げ金額を伸ばし建設業も堅調な実績を残したようだが、一般消費に係わるスーパーや自動車販売・整備会社は経営振るわず、ある会社の社長は「商売して40年以上になるが、こんな厳しい年はない」と嘆いていた。他の経営者も同様な事を言っていたので深刻なようだ。
と記す小社も売上げは右肩下がりで経費だけ掛かり、この数年は大丈夫にしても10年、20年後となると安閑としていられない状況にある。
漁業だって福島第1原発の汚染水が海に放出されれば外国の輸入ストップという事も有り得よう。稚内経済を下支えしてきた産業に暗雲漂ってきている。