3回目ワクチン到着 市長が記者懇 12月から医療従事者先行
工藤市長は25日、記者懇談会を開き、3回目の新型コロナワクチン接種について12月下旬から医療従事者を優先し順次開始していくことを明らかにした。
対象は2回目接種完了から8カ月以上経過し接種を希望する18歳以上の市民で約2万5000人。▽12月20日から市立稚内病院の医療従事者から接種を開始▽1月後半から高齢者・介護施設などで巡回接種▽2月から75歳以上を対象に開始し次に65歳以上へと移行▽4月から64歳以下の一般向けの接種スケジュールとなっている。
接種体制は集団接種は保健福祉センターで週3回程度、午後1時~5時まで実施。個別接種は市内7医療機関で行う。2回目接種済み証がセットになった3回目の接種券は、接種時期の2~3週間前に対象者に届くようにする。
接種の予約方法は、7月31日までに2回目接種を終え主に65歳以上の高齢者に関してはあらかじめ接種日程を指定し、日時で都合が悪い人はワクチン実施本部へ連絡してもらうようにする。
8月1日以降に2回目を終えた現役世代の人はこれまでと同様、電話やオンラインで予約を受け付ける。
接種計画を説明した市長は「間もなく年末年始を迎え、3回目で感染対策の万全を期し景気の回復に向けては人や物の流れも必要なことで、市民皆さんの理解と協力をお願いします」と述べた。
医療従事者ら向け3回目接種用のワクチンが24日午後、ワクチン接種本部がある保健福祉センターに届いた。
24日午後2時過ぎ、宗谷管内の医療従事者らのワクチン約2300人(稚内分600人)が入った2箱が運送業者によって運び込まれ、担当職員がワクチンを零下75度程度の温度で保管できる超低温冷凍庫に移した。