時の話題 「狭間に一言」

 今月7日の「立冬」をもって冬になるも冬将軍の歩みは遅く、きょう22日の「小雪」を機にし明後日以降、雪が降り積もる予報が発表されている。
 日曜と祝日(勤労感謝の日)に挟まれた出勤も登校もきついものがあるものの、仕事に授業に就いてしまえば大した億劫さにならずどちらかと言えば嬉しさの方が先立つ。
 と徒然に認める中、潮見が丘小でいじめが発覚し、問題化している。
 いじめは1年生の間で5月末に起きたようで、いじめられた児童は7月中旬から登校せず、親御さんが市教委に相談した結果、別の学校に転校させたという。最初は些細な事だったのだろうが、子ども達に加え学校や親、市教委、宗谷教育局など〝大人〟が入ったことで重大化しているような気がする。
 いじめられた方の親にしてみれば我が子の将来を思うと中途半端に終わらせられないだろうし、いじめ側の親にしてみれば判然としない感情もあるのだろう。一言、わだかまりという感情なのだろうが、その節の対処策として子どもを交え親同士がとことん話し合ってみるなどしてみたらどうだったのか。
 生きている以上、子どもであれ大人であれ大なり小なり諍いはあるものだろうが、旭川市での例を挙げるまでもなく最悪の事態も生じかねない。
 人間の感情は複雑で一概に断ずることはできないが。我が子の事となると別物である。
 転校する前に学校側が仲直りの場をつくり子ども同士・親同士の不信感を取り除くべきだったのでなかったのか。詰めが甘い。

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