飛べないオオワシ保護 ハンターの早坂さんが発見
北海道有害鳥獣駆除員など務める緑5、早坂友春さん(80)が19日、大岬で飛行不能のオオワシを見つけ保護した。
オオワシは環境省の絶滅危惧Ⅱ類に指定されている希少種で、冬季サハリンから北海道に渡って越冬することから道内各地で目撃される。
19日朝、山の様子を見に行った早坂さんが大岬の国道238号沿いの山の下で歩くオオワシを発見。この時期は山の上の方で雪崩柵などで羽を休める姿が見られるが、オオワシの様子がおかしい事に気付いた早坂さんが素手で確保し、宗谷総合振興局まで運んだ。
早坂さんが保護したオオワシは幼鳥だが羽を広げると1㍍ほどもある。振興局から連絡を受けた稚内自然保護観察事務所の職員に引き渡され、治療のため釧路猛禽研究所に運ばれる。
ハンター歴60年の早坂さんは「様子のおかしいのが一目で分かった。治療して元気になってほしい」と話していた。