〝もどりイカ〟で1000箱台に 管外漁船上場

 今月に入り礼文沖などでのイカ漁の水揚げが上向き、入港する管外イカ漁船が10隻に増えた。
 7月15日に第1船の管外イカ釣り漁船が入港して以降、利礼沖などで操業する船は増えず水揚げも振るわなかったが、今月に入りか日本海を北上しサハリン沖を折り返す戻りイカが獲れるようになり、ここ数日、稚内漁協市場に1000箱前後が上場されている。
 前日から漁場周辺の風強く、出漁を見合わせる船があり、9日朝は6隻が市場に発泡1000箱上場した。
 10月末まで函館沖で操業し、イカを追って今月から礼文沖で操業している函館の船は9日、発泡300箱を水揚げした。船長は「今年は何処の漁場に行ってもマグロが多く、イカが食べられ水揚げが振るわなかった。函館沖では平均100箱前後がやっとで、礼文沖でも量は多いとは言えないが、これから期待したい」と話していた。

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