ヘリからの吊り上げなど 稚内海保が旅客船事故の対応訓練

 稚内海保は1日、ノシャップの稚内灯台から北西約20㌔先の海域で旅客船事故対応訓練を行い、乗客の救助方法などを確認した。
 訓練はハートランドフェリーの利礼航路「アマポーラ宗谷」(4265㌧)の機関が故障したことなど想定し行われ、参加した海保職員や船員ら50人余りが協力し、沖で動けなくなったフェリーを巡視船「もとうら」(325㌧)で曳航した。
 続き急病人の搬送を想定し、釧路航空基地所属のヘリコプターに乗った巡視船えりもの潜水士がヘリから降下し甲板から病人に見立てたダミー人形を吊り上げ収容する訓練を行った。
 約2時間の訓練を終え、稚内海保の山中亮次長は「風、波ともに強く気象条件は悪かったが、曳航しての船の走り方や吊り上げ方法など互いの役割を確認できる良い訓練でした」と講評していた。

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