三上さんに人権擁護委員の功績で法務大臣表彰
本年度の人権擁護委員を対象にした法務大臣表彰に、稚内人権擁護委員協議会副会長の三上幸子さん(73)が輝いた。
三上さんは広島県出身。地域医療の役に立ちたいと昭和45年から市立稚内病院の助産師として奉職し、平成20年3月末で看護部長を最後に定年退職。先輩委員からの誘いがあり同年10月から人権擁護委員として活動し、平成24~26年まで会長、平成27年からは副会長を務めている。
13年間に亘る人権教室などの活動を振り返った三上さんは「いつも幼稚園児や児童たちが真剣な眼差しで話を聞いてくれた。教室を続けることで一つでもイジメなどが減るよう願っています」と話し、委員の定年まで2年しかないことから「次世代の人達が人権教室の活動など続けていけるよう教えていきたい」と話していた。
受賞に当たっては「報告を聞き驚きましたが、認めてくれる人がいることを嬉しく思います。支えてくれた方々に感謝したい」と喜びを語った。