時の話題 「市議会とは」
市議会の常任委員会に臨場し改めて思ったことがある。やる気があるのかという事だ。
現在の稚内市議会の定数は18人。本田満議員が亡くなり17人いるわけだが、どれほどの議員が真面目に仕事をしているのか。8人在籍する総務経済常任委員会では委員長の鈴木利議員を除き7人に質問する権限があるのだが、新庁舎建設で発言したのは横澤、佐藤、千葉3議員。トップに質問した横澤議員は本紙読者コーナーに載った同氏を批判するような投稿について一くさり述べ本題に入った。場所をわきまえぬ発言として彼の資質を問いたい。
議員ばかりでなく市長でも会頭でも社長でも上に行くほど何かと批判される対象となるので、そこはどっしり構えるべきで、性格もあるのだろうが、料簡が狭い。将来の市長候補と目される才覚がある人なのだから場所をわきまえぬ発言は控えるべきだ。
質問したからと言って議員職能を全うしていると言えないにしても、もう少し丁々発止の場面があってもよかろう。新庁舎建設は予算を通したので解決済みだと思っているとすれば間違っている。ほとんどの市民が「わざわざ5億円もの税金を入れ郵便局横の土地を入手するのはおかしい」と話すのを聞いているはずで、可決した予算案に根掘り葉掘り難癖を付けるのは議会の正当性をも否定することになるので質問しないと言うなら職務放棄といえよう。
世の中は時々刻々と変化する。1日前の事にも変化を求められれば変えなければならない。それが市政であれば尚更のことである。