時の話題 「容易でないコロナ後」

 基本的に花鳥風月に興味ないが、土曜の夜は好天にも誘われ月見ならぬ花火見をした。夜空に打ち上げられた花火は夏と変わらずコロナ禍で荒廃し続けた心を和ませるもので稚内市と商工会議所には感謝せねばなるまい。
 コロナ小康が鮮明になるにつれアフターコロナとは現実に立ち向かわなければならず、事業所にとっては日本政策金融公庫の無担保無利息貸付、言うところのゼロゼロ融資の元本返済が迫られ、雇用も政府が拠出する調整金で凌いできている事業所があろうから今後コロナ禍前通り自らが資金を調達して行かなければならない。
 事業所のゼロゼロ融資などコロナ関連貸付下にある従業員個々の家計に関しては正社員に関しては給料カットされた人は少なかろうと推察するが、非正規職の人々は雇用止めなどによって収入が極端に減り辛酸を舐め大変な生活を強いられたことが想像できる。コロナ後に期待するものが多いが、回復の二文字が躍る経済、個々の会社の状況は右肩上がりとはならないだろう。
 コロナで疲弊した事業所の経営体力は激しく脆弱化しており、ゼロゼロ融資の償還も始まるので、そのシワ寄せが従業員を襲うことになりはしないかと案じている。
 経営者とて我が身は大事であり、その影響が弱い立場の人に向かうこともあるので今後の動向は注視しなければならない。
 人類はこれまで幾多の試練を乗り越えてきた。ただ今回のコロナ禍ではあらゆる国が打ちのめされており、すんなり克服し回復へと向かうのか、はなはだ疑問だ。

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