夜の海で潜水訓練 消防署 海中転落者を想定
稚内消防署は15日夜、天北2号埠頭近くの海で夜間潜水訓練を行い海中での視界の感覚を掴みながら現場対応を確認した。
海での訓練は4月~12月まで行っているが夜間は毎年秋に実施しているだけで、15日夜の訓練には潜水士と陸上班合わせて13人が参加した。
風強く気温10度を下回る寒さの中、人が海中転落したことなどを想定し、隊員たちはブイを基点に海中でロープを持って円を描くように回り行方不明者を捜す円形捜索のほか、救助した人をゴムボートに運ぶ訓練などし、冬場の水難事故に備え本番さながらの訓練をし救助の際の手順を確認していた。
28日夜も別の隊員が訓練を行う。