あすのショーで引退 寒流水族館 4頭のゴマフアザラシ
ノシャップ寒流水族館で活躍するゴマフアザラシ4頭が、今季最終となる10日のショーを最後に引退する。我が子のように育ててきたという飼育員の鈴木志歩さん(26)は「多くの方に引退ショーを見てほしい」と話していた。
3歳のラッキー、銀次、ナナと、2歳の正吉は成長に伴い、ショープールが手狭になったことから、向かい側のアザラシプールに移動し飼育されることになった。
これまでショーで活躍してきた4頭は、それぞれ個性的なキャラクターと愛くるしい姿から人気があり、水族館のフェイスブックに投稿された飼育員とアザラシが触れ合う動画は、1万1000回以上も再生され、それを見た道外観光客が一目見ようと訪れるなど、水族館の名物アザラシになっていた。
4頭のアザラシが産まれた時から世話をしてきた鈴木さんは「4頭は今、人間でいう中高生くらいまで成長しショーを卒業するのはとても寂しい。特に産まれた時、生死をさまよったナナが一番大きく成長したことは嬉しいことです」と話していた。
ショーは10日まで午前10時半と午後2時半の2回行われる。
来年度には今の0歳アザラシがショーデビューする。