付加価値高め雇用創出 来社した川原田英世氏
来る衆院選に立憲民主党から立候補する予定の川原田英世氏(38)が26日夕刻、稚内プレス社を訪れ「稚内~北見までのオホーツク圏は第一次産業が強いので生産するだけでなく付加価値を高め新たな雇用を作り、今、都会に出ている若い人達が戻り成長して行くという好循環を創出したい」と思いの丈を述べた。
網走市内の高校を卒業したあと米国に留学する予定だったが、2011年9月11日に起きた航空機での世界貿易センターなどへのテロ事件によって頓挫してしまい、バックパーカー(バックを背負って徒歩旅行する人)とし中東アジア、中南米を旅するという経験を経て小川勝也参議=今は引退=の公設秘書となり、そのご網走市議に転身し現在2期目。
バックパーカーとして培った思想や感覚と政治家秘書を経験した体験は川原田氏に現実を直視し甘えを許さない精神を醸成したようで「コロナ禍での人の命を大切にしないという自民党政治には忸怩たるものがあり、医療・福祉の充実に向け保健所機能を強化しなければならず、人口減に関しては地方創生という体のいい言葉で国は地方任せに放ったらかしにしている」と手厳しい。
武部新氏(現在3期目)という強大な相手に挑むに当たって気負いはなく、「いずれ牙城に迫るようになりたい」という心中が仄見えた。