経済効果5億1000万円 市議会 クーポン・宿泊割引事業

 9月市議会は24日から一般質問に入り、鈴木利、吉田大、中尾、相内4議員が質問に立った。
 鈴木利行議員(公明党)の「ウィズコロナにおける経済対策で観光活性化促進事業の経済効果、冬季観光で予定している事業は」との質問に、工藤市長は7月末から実施している個人客向けのクーポンなどの事業費3838万円に対する経済効果は約8200万円、10月から実施する予定の個人客・団体客向けのクーポンや宿泊割引などの事業費9390万円に対する効果は約4億2800万円を見込んでいるとし、両事業に対する経済効果試算が約5億1000万円になるとした。
 冬季観光についてはコロナの感染状況を見て開催の可否を判断するが、宗谷岬での初日の出inてっぺん、わっかない氷雪の広場、全国犬ぞり稚内大会、スノーランドが予定されており、クーポン事業や宿泊割引事業などと連動させながら、観光客入込の回復に向け取り組んでいきたい―と答えた。
 トド・アザラシの被害状況などの質問に対し、市長は道が実施した稚内漁協と宗谷漁協への実態調査で平成29年度の約3億4000万円をピークに、昨年度は約1億6000万円と減少傾向にあり、被害の内訳は3分の2がトドによるもので、残りはアザラシによる被害であることを説明した。

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