週末雑感
今週の話題と言えば菅総理が退陣表明したあとの自民党総裁レースであり昨17日に告示され、岸田文雄氏(64)、高市早苗氏(60)、河野太郎氏(58)、野田聖子氏(61)の4人が立候補した。
支持構図を読み解くと、派閥こぞって支持するのは岸田派(宏池会)だけで細田派、麻生派、二階派、竹下派など各派閥は支持をはっきり打ち出せず議員の自主的判断に任せることにした。これまでにない支持構図に派閥政治の弊害というよりは10月21日の任期が迫った衆院選への対策が見え隠れする。
議員にも当然好き嫌いがあるが、コップの中の争いでは国民にそっぽを向かれ議席を失ってしまうという危機感があるのだろう。国民に寄り添い開かれた政権与党としていつも以上に選挙を意識した陣取り合戦になる。
誰が総裁の座を射止め総理になるかは知らねど若さとか発信力とか突破力というより現下のコロナ禍に適格に対応し、経済含めた内政、北朝鮮やロシア、中国に対する外交と防衛力に関し毅然と臨むことが出来る総理・総裁を選出するよう願っている。
コロナ禍に関しては感染が沈静しつつあるのは喜ばしいことで、一日の感染者数としては全国250人・全道25人以下になるよう望んでいる。ワクチン接種が進んでいるので道内の実現性は高いと思うも何せしぶといウイルスであり、厳冬期を迎える今年いっぱいは収束に向かうための正念場となろうか。
誰が総理を務めても市民生活は劇的に変わるものでないとの諦念を捨て総裁選と、その後を見守りたい。