マンゴーを栽培 稚内衛生公社 オデッセイ熱源のハウスで
稚内衛生公社の汚泥乾燥燃料化施設「オデッセイ」の熱エネルギーを活用したビニールハウスでマンゴーの苗木栽培が始まった。
オデッセイで汚泥を再利用したペレットを製造する際に出るボイラー熱を活用し、温水をビニールハウス下に埋めたパイプに送ることでその地熱を活かし稚内で栽培が難しい果物など試験的に育てようというもの。
オデッセイに隣接するビニールハウスは昨年12月に完成し、ヒートパイプを整備し土入れなどの作業も終え、今年4月末から栽培が比較的簡単なトマトを育て既に数回収穫しており、ほかにも巨峰、白桃の苗木なども育てている。
8月下旬には、宮崎産マンゴーの苗木10本を取り寄せ、冬を越すための剪定作業を終えている。
根本常務によると、マンゴーが実るまでは2年ほどかかるそうで手探りながら温度や湿度管理を徹底して行きたいとし「どこまで挑戦できるか分からないが、出来る限りの世話をし、この地でマンゴーを実らせてみたい」と話していた。