陰徳を積み10年 はまなすの男性が毎朝3.5㌔のゴミ拾い

 はまなす2の男性(79)が毎朝、潮見5~声問までの国道238号沿いの歩道にあるゴミ拾いを10年余りも続けている。
 加工場関係の仕事を引退してから痛めた膝の運動療法として10年前から始めたウォーキングで、ただ歩くよりは街を少しでも綺麗にしたいと思いゴミ拾いを始めた。
 雨が降る日以外は毎朝午前5時前後に火ばさみとゴミ袋を手に自宅前をスタートし、東中裏の天北通りを歩き国道に出てから声問橋付近を折り返す往復3・5㌔のコースを午前9時半頃までゴミを集めながら歩いている。
 最初、ゴミを拾い始めた時はペットボトルや空き缶、紙くずなど持参した袋1つでは入りきらないほどゴミが落ちていた。10年間も続けていると手伝ってくれる地域の人もおり「一番の目的はウォーキングなので、ゴミ拾いは〝おまけ〟みたいなものですが、落ちているゴミが気になり続けてしまうんです」と本紙の取材に照れながら声問方向に向かって歩いて行った。
 散歩途中で何回か男性に会っていたという潮見4の住民(72)は「10年間も続けることはなかなか出来ることじゃない。男性のお陰でゴミも無くなった。本当に凄いことです」と話していた。

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