週末雑感

 もう週末である。前の2週間は旗日があり得した感したが、今週は容赦なく、それこそフルスペックの1週間で往生した。
 フルスペックといえば9月末任期の自民党総裁選が地方の党員・党友票(地方票=388票)と国会議員票(383票)の766票で総裁の座を争うことになり、機を見計らうように外務大臣を長く務め同党の政調会長も歴任した岸田文雄氏(64)が出馬表明した。
 26日夜のBSフジのプライムニュースに出演した岸田氏の言動から感じたのは一時の「開成高だよ」(東大など超一流大学への進学校卒業)から幾分脱皮したようだが、〝公家集団〟と揶揄される宏池会(現岸田派)の泥臭く無い体質は見事に背負っており、菅総理、二階自民党幹事長とは異にする。
 党の役員再選は1期1年、3年連続までとし現在、幹事長に長期就任している二階氏をけん制した格好になったが吉と出るか凶となるのか。
 自民党総裁選はコップの中の争いに済まず総理大臣を決める争いになるだけに国民の耳目を集めている。
 コロナ禍に関しては変異種デルタ株への置き換わりによって感染は拡大しているが、東京都の感染数が先週から比べ減少しているとはいえ、お盆の人流活発化による地方の感染拡大の裏返し(地方に人が移動するから自ずと東京の人口が減り感染者も減る)ともいえ楽観はできない。
 ウイルスの撲滅は誰が総理大臣、閣僚やろうが容易に出来るものではない。だから自民党員も国民も安易な否定論でトップを選ぶべきではないと思うが。

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