時の話題 「道にも緊急宣言」
北海道にも緊急事態宣言が発表された。昨年2月以降のコロナ禍で3度目だが、感染者が多い札幌など石狩地方と旭川など10市町村に限定されるも、限定地区との往来自粛が求められるなど過去2回と比べ一律ではないものの用心は怠れない。
宗谷管内も稚内市を中心にこのところ感染者が多く、先週(15~21日)1週間の感染者は稚内6人、豊富、幌延各5人、枝幸、利尻各1人の18人。稚内の感染者はお盆の帰省者によるものが多く、豊富、幌延は同じ事業所でのクラスターのようで、予断は許されない状況ではないものの、心して当たらなければならない。
変異種デルタ株への置き換わりが進み成人だけでなく子どもへの感染も広がっているので要注意だ。更にはワクチンを2回接種した人(主に高齢者)でも感染してしまい重篤化し亡くなるという事態もあるので、マスク着用は欠かせず、手指洗い・消毒、密防止もこれまで通り履行すること肝要である。
今、感染者が増え東京など大都会では罹患しても自宅療養が求められ自分の家で命を落とすという事実を見聞する時、この1年以上叫ばれてきた「医療逼迫・崩壊」が現実問題として浮上している事に関しては菅総理や小池都知事の無作為とまで言わずも見識の低さが読み取ることができ、お二人とも要らぬ判断を下さぬようにしたら存外いい方向に進むのではと思っている。
未だ数字的に高い(感染者数等)ものがあるものの、ほんのちょっとずつだが下振れしているように感じている。辛抱が実を結びつつあるのを信じたい。