高田さんに北海道善行賞 障がい者支援の功績で

 北海道善行賞(障がい者自立支援功労者)に萩見4、高田政志さん(69)=高田板金社長=が輝いた。
 長年に亘り障がい者の自立と社会参加に尽力した功績を称える表彰で、高田さんは前の職場の社長から誘いを受けたことを機に、会社を立ち上げた昭和56年4月から稚内市職親会に入会し、平成16年に副会長、同20年から25年まで会長、その後は顧問として職親会を陰に陽に支え活動しているほか、平成27年からはノース工房運営委員会理事など務めている。
 入会から40年目を迎え、多数の中学生の職場実習を受け入れた中「たった1カ月ほどの実習期間ではあるが、自分の子供のように褒め叱ってきた。実習の終わりには涙が出るほど別れを惜しむこともあった」と振り返り時が経ち、街中で会った際に「おじさんと声を掛けてもらえたことが何よりも嬉しかった」と話していた。
 今の職親会の活動に対し「職場体験をさせてあげるという原点を見失わず、少しずつでも一般就労へと繋げることが大切だと思っている。皆で知恵を出し合い出来ることから取り組んでいき活動の幅を広げたい」と思いを語った。
 「自分が受賞できると思わず驚いた。40年間、会員の子供たちと出会えたことに感謝しております」と受賞の喜びを語っていた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です