盆入りで市内各所賑わう 水族館は観光客で黒山
盆入りしたことで市内施設はコロナ禍ではあるものの、昨年より賑わいを見せている。
ノシャップ寒流水族館と青少年科学館では盆入りした13日、昨年より80人ほど多い679人が来館。14日も開館から混雑し、アザラシのエサやりやショー=写真=など家族連れが楽しんでいた。
滝川市から30年ぶりに稚内を訪れたという家族は「これから宗谷丘陵など、感染対策をきちんと行いながら観光を楽しみたい」と話していた。
水族館職員によると道内外や外国からそれなりに人が来ている印象とし「施設としては来館者が多いことは嬉しい反面、コロナの感染状況を考えると複雑な気持ちです」と話していた。
「隣接する恵山泊漁港公園も混雑」
14日、恵山泊漁港公園は観光客がひっきりなしに訪れ賑わっていた。
午前中、駐車場には札幌など道内を中心に佐世保、岡山など道外ナンバーの車も駐車しており、イルカのモニュメント前などで記念撮影する観光客らが入れ替わり立ち替わり訪れていた。
札幌から旅をして来たというライダー2人組は「きのう稚内入りした。白い道などの景色を楽しんで帰りたい」と話していた。
漁港向かいにある「あきかわ屋」の店員によると、個人観光客は昨年の倍近く訪れ、例年並みと言っていいくらいの客入りだとし「今が書き入れ時で混雑しているが、コロナの状況を見ると今後のツアー客がどの程度入るのか予想できない」と先行きを不安視していた。