2つの柱で適切な税務行政 田中靖稚内税務署長
稚内税務署長として着任した田中靖氏(55)は「国税庁の理念である納税者の自発的な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現するためにも使命を果たして行きたい」と抱負を語った。
田中署長は函館市出身。昭和59年、札幌国税局総務部を振り出しに東京国税局新宿税務署副署長、札幌国税局課税第一部審理官など歴任。前任は札幌国税局課税第二部消費税課長。
稚内への勤務は初めてで「豊かな自然が広がる最北の歴史あるこの地で勤務する機会を得たことは嬉しい」と話していた。
税務行政では「税務申告や納税を簡単に出来るよう、利便性の向上と適正な申告や納税に対し不公平感を抱くことがないようにする二つの柱に取り組みたい」とし、コロナ禍であることを踏まえ納税に関する猶予など制度の柔軟な対応などにも努めて行きたいとした。
読書、映画鑑賞、ウォーキングが趣味。宗谷では「管内の景勝地を巡ることと、稚内ブランドに認定されている特産品を味わいたい」と話していた。