時の話題 「言いがかり」
1週間ほど前になるが、萩見に住む70代の女性から電話をいただいた。花泥棒呼ばわりされたという。
この女性は自転車が好きで、市内方々巡りきれいな花を見付けるとしょっちゅう、その家に行き見るだけでなくスマホで写真を撮ることもあるという。
今月初旬、例によってきれいな花が咲いている家に見に行ったところ、家人に呼び止められ花泥棒呼ばわりされたのが悔しくて本紙に電話をかけてきたようである。
この女性は家人に対し「失礼ですね。あまりにも美しいので見に来ているだけで泥棒呼ばわりするなんて」と言ったそうだが、腹の虫が収まらず(当人は言っていなかったが)本紙に電話してきたのだろう。
人を見たら泥棒を思えとは言うものの、度が過ぎると軋轢を生むばかりか人間性まで疑われてしまうので気をつけたいものだ。
犯人を勝手に決めてしまってはいけない。そのために警察がいる訳だから頭に入れておかなくてはならない。
ところで本紙の配達員が玄関網戸に気付かずぶつかってしまい破損してしまった。外の部材も曲がったなどと言うので交渉するため電話すると「警察に被害届け出す」と一方的に切られてしまった。
社会生活を営む限り何かとトラブルあるものだが、一方的では解決策を探れないので善処を求めたいものだ。
この商売を何十年もやっていると「裁判に訴えてやる」などとの行き違いはよくある。話し合いの場を持ち互いの不信感を軽減するよう努めればいいと思うのだが、容易く行かない世の中のようで。