日本海北部解禁へ サケ定置網漁 来遊数は前年上回りそう

 日本海北部の秋サケ定置網漁に備え、稚内漁協の組合員が準備作業を進めている。
 1カ月前、恵比須の北船溜りで定置網の重りに使う土俵3000個を作り終え、今秋の漁からこれまで使用していた着業船に代わり新たに用意した「第十八開運丸」に、30日から土俵を積み込み、漁場のノシャップ沖に搬入する作業を行っている。
 北海道総合研究機構さけます・内水面水産試験場の今秋のサケ来遊予想によると、日本海北部(宗谷岬~雄冬沖)は前年比7・7%増の132万1000匹(昨年来遊数122万7000匹)、オホーツク西部(宗谷~枝幸)は7・9%減の237万6000匹(同257万9000匹)で、日本海北部は昨年の来遊数を上回るが、オ海西部は昨年の来遊に届かないと予測している。
 全道では9・5%減の1677万2000匹(同1833万匹)と予測されている。

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