時の話題 「まだら加減に一言」

 きのう朝、NHKテレビで東京都のコロナ感染者が一日として過去最多の2848人を数えたとする一方、アナウンサーが柔やかな表情になり日本人選手の好成績を紹介していたが、この相矛盾する事実に私達はどう対処すればいいのか。能天気にただ好戦績に喜べばいいという話でないのだけは理解できる。
 最多の感染者数に記者が「五輪を中止する考えは」と菅総理に問うと「そちらはありません」と答える。語彙狭く食えない御仁である。
 専門家の先生たちは五輪開幕前にこぞって五輪中に2千人、3千人まで増えるだろうと予想していたが、それどころか4千人、5千人、下手すれば1万人まで見込めそうな日本人の腑甲斐無さではある。とりわけワクチン接種が緒にさえ就いていない20、30代の若者への感染が拡大しており、重篤例はあるものの、大半が無症状かつ軽症というのだから平気の平左で市中を歩き回っている。結果、収束の兆しが見えないのは至極当然である。
 家に籠って五輪観戦していればいいものを、例えば金メダルを取った日本人・チームを祝福しようと徒党を組み行動してしまい感染してしまう。アホな典型であろう。
 稚内など人口が少ない地方のマチでは60歳以上のワクチン接種が順調に進んでいるようだが、札幌など大都市では75歳以上の高齢者接種も完全(2回とも)に終えてないというのだから、このまだら加減に、本来は市民を導くはずの行政(国含め)が役立たず状態にあること証明している。それこそ適正な職員配置を望む。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です