イカ釣り漁船初入港 水揚げ振るわず2箱
15日朝、今年初めてイカ釣り漁船1隻が入港したが、水揚げは発泡2箱と振るわず、船長は「群れはまだ北上していない。これからだ」と話していた。
午前5時過ぎ、稚内漁協前の第2副港に礼文沖で操業した八曇町のイカ釣り漁船「第27勝宝丸」が入港。荷揚げ作業を終えた船長は「イカの群れも少なかったが、マグロの群れがおりイカを食べられ漁にならなかった」と嘆いていた。
日本海を北上し苫前沖での漁を切り上げ、船体整備のため一足早く稚内に入ったという船長は「大半の船は未だ石川県沖や能登半島付近で操業している。温暖化の影響なのか、今年は石川沖などで獲れることが少なかった赤イカの水揚げが多くなっている」と話していた。