けさコンブ初採取 稚内漁協 実厚く色も良く豊漁

 10日、解禁から2日遅れて前浜コンブの初採取があり、褐色に輝いたコンブが初水揚げされた。漁師から「初日としては幸先が良く今年は豊漁だ」などと声が上がり、浜は活気づいている。
 青空が広がった午前5時、漁の開始を告げる旗が上がり磯船が一斉に出漁。宝来や恵比須、ノシャップなどの漁場で、漁師たちは〝ねじり棒〟を使いコンブを巻き上げ船に引き上げた。岸に上げてからは待っていた家族らが手際よく干場に運ぶ作業に追われていた。
 コンブ干し作業をしていた女性は「はしりのコンブとしては実は厚く色も良く、ここ何年かで最高に良い」と漁の始まりに喜んでいた。
 採取時間の午前8時までの漁を終え、浜に戻った宝来地区のベテラン漁師は「去年に比べ3~4倍の量がある。根もしっかりして実も厚く、去年はこんな黒くて良いコンブは無かった。7月後半になれば実入りも更に期待できる」と話していた。

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