時の話題 「都議選結果から」

 選挙好きの筆者が大いに気にしていた東京都議選は結局、4年前惨敗した自民党は期待していたほど議席が伸びず公明党を合わせても過半数は獲れなかった。小池都知事が実質オーナーの都民ファーストの会は事前予想で相当な落ち込みが懸念されていたが踏み止まり、共闘組んだ日本共産党と立憲民主党は伸長した。
 選挙分析含め今後の東京都政は一体どうなるのか。そして10月に4年間の任期が迫った衆院選は。傍目八目で勝手に占ってみたい。
 今のコロナ禍にあって頼れるのは自民党というのは昔の話であり兎に角、朝令暮改のごとくワクチン接種対応などコロコロ変わる。田舎に住む我々は別に、その御膝下に暮らす東京都民にとって危なかしさは手に取るように判るだろう。然して衆院選はこのままでは厳しく、五輪・パラ開催中に感染者が大幅に増え、更には選手に感染者が出るなど、その種目の続行が無理になった場合、「それ見たことか」と惨敗する可能性だって小さくない。
 ワクチン接種も覚束なく負ける要素はあり、以前からは改善されるも菅総理の資質懐疑説は消え失せていない。
 情勢を見るに敏な小池知事は疲労困憊で入院したとの事だが。ギリギリになり退院しファーストの会の立候補者事務所を陣中見舞で訪れたとのこと。戦術的に巧みなものの天下取りは難しいか。
 都議選の結果で占えるのは、衆院選で自民党は相当数議席を減らすが立民党は程々延ばすも政権を担うまでに至らないということ。政権は維持するも負け方によっては総理交替が現実味を帯びる。

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