北門神社例大祭2年ぶり神輿渡御 但し車両で 露店街なく一抹の寂しさも

 北門神社例大祭の本祭の5日、神輿渡御が行われ、車両に乗せた神輿2基が市内を回り地域の発展と新型コロナウイルスの早期収束を祈願した。
 4日夜に本殿で営まれた宵宮祭での神事「みたま移し」で神様が乗り移った神輿1基ずつ乗せられたトラック2台が北と南ルートに分かれて巡回。渡御中は町内会館や事業所前など30カ所余りで祈願祭を執り行い、山本宮司ら神職が地域の安泰と発展、コロナの早い収束を願い祝詞を奏上した。
 感染対策での車両巡回とはいえ2年ぶりの神輿渡御に、大黒3のホテル奥田屋まで行われた神事を見守っていた女性(91)は「若い人たちが威勢よく神輿を担ぐ姿が見れず残念。今年は我慢して来年こそはと願っています」と話す。
 山本宮司は「感染の沈静化を願い厄疫消除と来年こそいつもの神輿と出店ができるよう祈りました」と話していた。

「初めて花手水行う 例大祭に合わせ北門神社」
 北門神社で参拝前に手などを水で清める手水舎を花で飾る〝花手水〟が行われている。
 例大祭に合わせて、6日まで露店街も無く規模縮小したお祭りを少しでも華やかにしたいと初めて行ったもので、手水舎に置かれた桶の中にガーベラやひまわりの花などが飾られている。
 山本宮司は「季節の花を見て心を癒してほしい」と話していた。

ホテル奥田屋前で行われた神事

ひまわりなどの花が飾られた花手水

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