北方植物園にヒマラヤの青いケシ 25日に初めて開花する

 百年記念塔周辺にある稚内市北方植物園で〝ヒマラヤの青いケシ〟と呼ばれる珍しい高山植物「メコノプシス・ホリドゥラ」(英名・ブルーポピー)が開花した。
 ヒマラヤや中国などの標高4000㍍以上の高山地帯に自生するケシ科の植物で、植物園を管理する稚内山野草同好会が昨年、道内の園芸店から購入した5株を敷地内の花壇「ヒマラヤの庭」に植えたところ、25日に1株が開花しているのを確認した。
 標高が高い所でしか咲かない花だが、北緯45度に位置する稚内は夏は涼しく風が強い厳しいという気象条件が植物の生育に適しているようだ。
 10年以上前にも園で苗を植え育てていたことはあるが、その時はうまく成長せず枯れ、今回初めての開花に同好会理事の梅田敏久さん(69)は「花が咲いている姿を見た時は嬉しかった。残りの2株も数日中に咲くと思いますので見て頂きたい」と話していた。
 26日は梅田さんら会員が別の花壇に同じような品種「メコノプシス・ベトニキフォリア」100株を植え、来年咲くのを楽しみにしている。

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