大沼にハクチョウ居残る 来館者の人気ものに
大沼に数羽のハクチョウが居残り、緊急事態宣言解除で再開した大沼バードハウスには21日以降、ハクチョウなど観察に訪れた人たちがバードウォッチングを楽しんでいる。
本来であれば北帰行でシベリアにいるハクチョウだが、今月に入っても3羽が居座っている。暫くいるうちに羽が夏毛に生え変わり、遠くへ飛べなくなったことで住み着いており、23日午前中は沼の奥に1羽、バードハウス前で2羽が羽を休めていた。
旭川から訪れたという夫婦は「この時期にハクチョウを見れて良かった」と喜んでいた。
大沼バードハウスによると、先週末は対岸で2羽のタンチョウが確認され、水門近くではダイサギの飛来も増えている。春より野鳥の種類は少ないが、「ハクチョウは羽が生え変わると50日ほど飛べない状態が続き、暫く沼にいると思うので是非、見に来てほしい」と職員。